「みんなのエンデバ便り」⑥【小学2年生父】
現在、息子は小学校2年生です。息子は幼稚園に通っているころから、自分の感情を言葉で表現したり、お友達との関係づくりやコミュニケーションをとったりすることがとても苦手でした。お友達は幼稚園や公園でみんなでボールを追いかけたり、鬼ごっこをしたりしていましたが、息子はひとり仲間に入れず、いつも先生を探している様子で、親として心配が尽きない幼稚園生活でした。そんな中「野球」だけは違っていたのです。
野球に興味を持ち始めたのは年中のころからで、近所のお兄ちゃんと毎日のように野球ごっこをしたり、野球カードを並べて試合をして盛り上がったり、暇さえあればプロ野球を見に行ったり、そして誕生日プレゼントも「野球盤」を欲しがったりするほど、野球が大好きな男の子でした。大好きな野球の話をしたり、野球をプレイしたりすることを通じてなら、お友達と会話ができたりコミュニケーションが取れたりしている様子を見て、息子の苦手さを克服するには少年野球チームに入団することが良いのではないかと思うようになりました。そして、大好きな野球を通じて自信を持ち、心の成長につながればいいなと期待しました。このような思いでいくつか少年野球チームの練習に体験に行きましたが、その中からエンデバースを選んだのは、野球未経験の私も父コーチとして練習のサポートをしながら、近くで子どもたちを見守っていけるチーム環境だったためです。
小学校入学を機に入団してみると、少年野球チームの環境には、子どもが成長する過程でとても大切なことがあることに気づきました。例えば「決まりごと」です。これは単に厳しいイメージの「規則」というものではなく、チームのお兄ちゃん達が真剣にやっているから「僕も真似してみよう」と思うようなものです。集合がかかったら監督のもとに走って集合する・監督やコーチの話を聞くときや、練習の区切りごとの挨拶のときは帽子を脱ぐ・チームの道具やグランドは大切に扱う・練習の準備は子どもたちが率先して行うなど、まだまだ幼い息子が一生懸命に取り組んでいる姿を誇らしく感じると同時に、家庭以外でこうした規律を学べることは、少年野球チームのすばらしさだと感じています。
また学校では、同級生以外のお友達や隣の学校の学年の違うお友達をつくる機会はほとんどありません。地元の少年野球チームだからこそ、仲間意識のもとに学年や小学校に関係なく付き合えるお友達ができる環境は、本人の宝物になると感じています。
入団にあたっては、お友達との関係づくりが得意ではない息子が、本当にチームのメンバーに馴染めるかどうかという心配がやはり大きかったです。でも、実際にはエンデバースの子どもたちはみんな息子を受け入れてくれており、自然と輪の中に入れています。また、土日が野球ばかりになり、旅行や自由な時間が無くなるのではということや、宿題や勉強をする時間がなくなるのではということなども不安でしたが、半日練習の日があったり、チームの理解があるので用事があればお休みできたりしているため、今はバランスよくチームに参加させてもらっています。
エンデバースに入ってからの息子は、チームに所属している意識が強くなり、学校などで野球の話になると「僕はチームに所属しているから毎週練習があるんだ!」と言っているようです。また、週末が近づくと「今週はどんな予定?」「グランドはどこ?」などを得意げに質問してきており、週末のチーム活動をとても楽しみしている様子が伝わってきています。幼稚園でも小学校に入学してからも、運動会や発表会など特に大きな行事がある時期は登園や登校を渋ることがよくありましたが、今では週末のエンデバースの活動を楽しみに、小学校生活を頑張れることも増えています。また、熱い夏も寒い冬も一生懸命練習した成果でしょうか、体力もつき、カラダの線も少し太くなってたくましくなったように思います。
エンデバースには、これからも時代に合わせたチーム運営を続けることで、一緒にプレイできる仲間を増やし、「どの学年の子どもも主役」のチームであり続けてほしいと願っています。まだ入団されていない方は「いったいどんなチームなんだろう・・・?」「厳しいのかな・・・?」「親も大変なのかな・・・?」「土日毎週はちょっと・・・?」など、不安や心配もたくさんあると思いますが、それぞれのご家庭で参加の仕方が異なっても良いと私は思っています。まずは、みなさんが気持ちよく参加できる形で参加してもらいながら、練習や試合で子どもたちが一生懸命にプレイする姿を一緒に見守っていけたらと思います!きっと心もカラダも成長する良い機会になりますので、入団を検討している方はぜひ気軽に遊びに来てみてくださいね!